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御蝶人情伝

博打とカンザシ

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殺陣鼓道 THE・MOVIE第1回作品

殺陣・アクションを稽古して来た「殺陣鼓道」が稽古だけではなく、本格的に撮影に特化した日本の時代劇を学ぶことと・楽しんでもらえる時代劇を目標に完全自主スタイルで始めた作品です。

 
 

ストーリー

「やった!」「ちぇ、もう一回だよ!」・・・薄暗い座敷に人々が集まり賭け事を行なっている。
その中に女渡世人「お蝶」の姿が、そこに博打に不慣れな「宇之吉」の姿もある。その宇之吉をカモにしようと壺振り師「おその」がイカサマを企てるが、それを見破るお蝶。しかし結局宇之吉は所持金の全てを負けてしまう。
博打場を出てきたお蝶の前にヤクザたちに終われるお梅の姿。お蝶と通りかかった佐吉と庄助はお梅を助ける。実はお梅は先ほど負け越していた宇之吉の娘であり宇之吉はお梅の母親の薬代を稼ぐために不慣れな博打に手を出していたのであった。
メンツを潰されたヤクザたちは言い掛かりをつけてお梅を手篭めにしようとする。
お梅を助けようと宇之吉はヤクザたちに立ち向かうがお梅ともども返り討ちにされてしまう。
翌日河岸に無惨な姿となった二人の姿が上がり、そこに居合わせた庄助が慌ててお蝶とおこまがいる長屋に駆け込み一切を話す。悲しむおこま、そこにお梅のカンザシを持った芸者のお玉が現れ首謀者が越後屋商兵衛であることを告げる・・・。
怒りに震えるお蝶、仲間たちに「いくよ!」と二人の無念を晴らしに越後屋に向かうのである・・・。
 
 


CONCEPT

(観点)

時代劇を実践で学び継承して行くこと

テレビをつけると、時代劇がやっていた時代。
カッコいい主人公がバッタバッタと悪い奴らを懲らしめてゆくその姿に人々は拍手喝采をし、毎日の辛い仕事や自分が置かれている理不尽な環境を忘れるために時代劇を鑑賞しては元気を取り戻して行ったのでした。
時代劇の話には人情という日本人らしい心の物語があり、人々はその人情を映像を通して確認することで「世の中、捨てたもんじゃないよね」と元気を取り戻し日々の辛い仕事に向かって行けたのです。
 

この時代劇が少なくなってしまいました。

 
日本人の心のルーツを見ることの出来る「ベタベタ」で「オーソドックス」ですが、勧善懲悪の時代劇が少なくなってしまいました。少ないということはこれを継承する俳優もいなくなるということです。
これではいけません。
先人たちより受け継いだ大切な思いや技術を伝承しないわけには行きません。
 

少ないなら自分達で作っていこう!!

 
待っていても、いつになるのか分からないのであれば、自分たちで勉強してつくっていこう!ということで始まった 殺陣鼓動 THE MOVIE 「御蝶人情伝」まだまだ未熟ですがいつか必ず皆さんが楽しいと思ってもらう作品になるよう頑張って参ります。
以後「殺陣鼓動」よろしくお引き立て賜りますようお願い申し上げます。

殺陣・アクション

日本刀を使った時代劇の立ち回りを撮影カメラアングルを理解しながら現場本番さながらの環境で学んで行く。

  • 刀アクション
  • 空手スタイルアクション
  • 忍者アクション

日本舞踊

着物を着こなすのは、着物に慣れることも重要ですが、着物の立ち姿を美しく、様になるようになるためには日本舞踊が不可欠です。撮影をした自分の姿を確認することで如何に基礎が大切なことなのかを実感するでしょう。
  • 立ち振る舞い
  • 着物着こなし
  • 舞踊

 演技

時代劇には現代劇とは違った表現方法も多数存在します。この場所で色々と試行錯誤をすることで、学び、気が付いて行くことで、来るべき重要な撮影に備えることも出来ます。日々勉強を怠らないことです。

  • 時代劇言い回し
  • 所作に基づいた芝居
  • 仕草・古典の決まりごと 

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STYLE

(表現方法)

俳優・スタッフ・制作の全てを行う

映像作品作りの基礎を学んで行く場所として考え、通常の撮影現場のようにスタッフ・役者のような分業体制ではなく、作品作りを参加者全員で行って行くことで客観的な視点も養える場所としても考えています。

 

撮影したシーンを全員で確認

殺陣鼓道参加メンバー

VOICE

主宰:高良隆志

アクションシーンを指導する高良

ラストナイトシーン撮影現場にて

脚本・監督・撮影などの全てを行う

全てが手探りでの現場、経験スタッフ少ないため出来ることはなんでもこなす。
高良隆志・公式ホームページ
殺陣鼓道 ホームページ

ハリウッド映画「ラストサムライ」の経験

役者としての資質
 

海外作品の出演して改めて思うことは「日本人としてのルーツを表現出来る役者であること」でした。様々な人種が集まるハリウッド映画の現場では特に役者は、東洋人としての資質・特徴を求められます。代わりはいくらでもいる大きなマーケットの中で生き残って行くためには役者としての本質の他に技術も要求されるのです。

 

自身の経験をもとにした指導方法

俳優・スタントマン

役者の吹き替え(スタントマン)からはじまった経験や通行人・仕出しと言われるその他大勢のエキストラの仕事、そして出会いのよって俳優に転身していった自らの経験を元に、撮影現場での撮影に向かう姿勢から心の持ち方までをレクチャーしています。

 
 

日本舞踊「玉川流」

玉川寿三郎

自らも日本舞踊玉川流の名取である高良は、アクションや仕草・動作に舞踊の持つ美しさを取り入れた指導もしています。日本舞踊の同門兄弟子にはハリウッドで活躍する真田広之がいます。彼もまた日本舞踊をやっていた経験が今の俳優人生に大きな影響を果たしていることを公言している一人です。
 

 

日本の伝統文化の継承

和太鼓・殺陣・日本舞踊など

時代劇作品が少なくなった現代では文化を継承して行こうにも、披露する場所もなければ伝承は廃れて行くことになり、やがてなくなってしまうことも考えられます。日本のお家芸である文化を継承して行くために、活躍の場所がなければ自ら達で作って行こうと思います。

 
 

ACTION

 殺陣・アクション

時代劇といえばチャンバラ!

時代劇に不可欠な「正義が悪に勝つ!」という殺陣・立ち回り・チャンバラ!!この殺陣を活かすにはドラマが必要です。
昔の時代劇を学ぶとともにシンプルな勧善懲悪を表現します。

 

アクション指導をする高良

御蝶人情伝シーンから

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Dete

データー
脚本制作

1日

準備期間

3週間

撮影日数

3日と半日

撮影場所

外部ロケ(調布市内の公園)・内部セットは稽古場の集会場を利用

総制作費

15万円(内訳は弁当代・衣装製作・集会場利用代金など、人件費はカウント外、機材衣装のほとんどは自前を利用。)

編集期間

1ヶ月間

出演者

殺陣鼓道メンバーと近隣の協力者さん達

スタッフ

出演者が持ち回りで交代して行った。

御蝶人情伝

本編映像(33分)

御蝶人情伝

メイキング映像(6分)

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